ビタミンC誘導体とは、効果はとても強く、酸化されやすいビタミンCを酸化しにくい安定化したものです。 本ビタミンC誘導体は、アスコルビル酸ナトリウムですので、イオン導入に使用できるものです。
厚生労働省がその効果を正式に認めて、美白効果のある医薬部外品として販売できる有効成分は現在のところアルブチン、コウジ酸、エラグ酸、カモミラET、プラセンタエキス、ルシノール、トラネキサム酸(T−AMCHA)、そしてビタミンC誘導体しかありません。
化粧品の宣伝は色々な成分が登場して美白効果を宣伝していますが、あくまで厚生労働省が認めたのは上記の医薬部外品成分だけです。
つまり、美白をしたいと考えたときは、その確かな科学的データから当局も美白効果を認めているビタミンC誘導体を使うというのが、美白の本道と言えるでしょう。
効果的には・・・・
ビタミンC誘導体の特徴で、そのままでは皮膚から吸収されないビタミンCを吸収できるように改良してある点です。細胞にたくさん吸収されるということです。
これだけなのですが、これがとても重要です。細胞へビタミンCが供給されることで細胞増殖を促し、活性酸素を除去します。更に、コラーゲンの合成を促し、皮膚癌を縮小にする事が、人皮膚細胞を使った実験で証明されています。
人は、年を重ねるにつれて、細胞の新陳代謝が遅くなり、皮膚に老化という現象が表れてきます。それでは、老化防止には皮膚の細胞を活性化させて、盛んに分裂させるような薬剤を使えばよいという結論となります。ですから化粧品には、ビタミン類や各種植物エキス、プラセンタや酵母エキス、などを配合します。
これらの化粧品原料は、表皮をつくる細胞やコラーゲンを作る細胞を、盛んに増殖させ皮膚を活性化する機能を発揮します。といっても、遺伝子学的にみると、単に細胞を増殖させるものがよいとは言えません。
細胞が分裂できる回数は、テロメアという遺伝子によって決められています。細胞が分裂するごとにこのテロメアの部分が短くなっていきます。
そのため単に細胞分裂を促進することは、限られた資源を先に浪費してしまうことになります。ですから、とても老化防止とは言えないのではないか・・・・・という指摘がされるようになりました。
そのため、本当は、真の老化防止というのは、テロメア遺伝子への影響を、限りなく小さくした上で、細胞の増殖を促す必要があります。3000種類以上あるという化粧品原料の中で、細胞の増殖を促す事。あと、テロメア遺伝子への影響を最小限に抑えているというとピッタリのものは、現在の所ビタミンC誘導体とある種の植物エキスしかありません。
特にビタミンC誘導体は、皮膚の細胞の増殖を促しながら、テロメアへの影響が最も小さく、その上皮膚がん縮小効果についても報告されている、多機能性化粧品原料で、近年はニキビへの効果も皮膚学会で数多く発表され、目の離せない手に入れたい有効成分です。
ただ、残念なことに薬事法によって、美白効果を訴える医薬部外品にするにはビタミンC誘導体の濃度規制があって、3%でないと医薬部外品として認められません。
本商品は原料を雑貨として、お分けしています。ご使用は1%くらいからにして、パッチテストをしてください。その後は、ご自分に合わせて濃度を決めてお使いください。1%〜10%で使います。
ビタミンC誘導体は、使う直前にいれるのかしら?
ビタミンC誘導体でも、酸性の化粧水やミネラルの多い中に入れておくと、化粧水の中で徐々にビタミンCに変わり、効果がなくなってきます。ですから、直前に溶かさなければならないというものではありませんが、細菌汚染のことを考えれば、少容量ずつ作られた方が賢明です。
5gは10%濃度で50mLできます。低濃度1%を作ったとして、500mLできます。医薬部外品扱いの化粧品では3%までしか配合できません。3%でも170mLはできます。たっぷり使っても、1ヶ月以上はあるのではないでしょうか。
ビタミンC誘導体の使い方・・・・高濃度と低濃度の2種類用意しましょう。
シミやニキビ跡をどうにかしたい方は(目的がはっきりしている人)スポット的に高濃度。美肌を維持しようという方・・・・・全体に低濃度のものを使う事がお勧め。2種類あると、より効率的にお使いになれると思います。
ビタミンC誘導体化粧水は、安定しています。ですが、ビタミンCの化粧水は、お顔に使用する前に効果がなくなってしまうということです。
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